大好きな人との結婚、そして待ち望んだ新しい家族。そんな当たり前の幸せを夢見ていた私を襲ったのは、あまりにも残酷な真実でした。現在29歳の私と、38歳の夫。私は、どん底から希望を見つけるまで長かったです。
残酷な「隠し事」
結婚してしばらく経った頃、主人の体調不良が続きました。心配して付き添った病院で、彼は意を決したように医師へ話し始めました。それは、彼の「特異な遺伝病」のこと。私は耳を疑いました。結婚前、そんな話は一言も聞いていなかったからです。
必死に調べると、その病気が子供に遺伝する確率は7割以上。目の前が真っ暗になりました。「主人のことは好き。でも、この苦しみを子供に引き継がせていいの?」という問いが、毎日私を苦しめました。
主人は子供を欲しがっていましたが、私は遺伝の恐怖から妊活を拒んでいました。しかし、不安がバレるのを恐れ、形だけは妊活を続ける日々。将来、病気で苦しむ我が子の姿を想像するたびに、涙が止まりませんでした。
でも、主人の気持ちだけで、未来ある子供を犠牲にはできない。それが私の出した答えでした。
勇気を出して踏み出したサズカリへの一歩
「自分の手で、健康な子供を守りたい」 そう決意した私が見つけたのは、精子提供という選択肢でした。マッチングアプリなども調べましたが、安全面や信頼性に欠けると感じ、実績があり感染症検査も徹底している「サズカリ」に相談することにしました。
カウンセリング当日。緊張で心臓が張り裂けそうで、最初は事情をうまく説明できませんでした。しかし、私の支離滅裂な言葉を丁寧に、じっくりと聞き届けてくれました。「えまさんのお考えは、とても自然です」と言ってもらえて、肩の荷が軽くなったのを覚えています。
提供当日、驚くほど私の心は穏やかでした。「これでいいんだ、私の子を守れるんだ」という確信に満ちていて、なぜか「すぐに授かれる」と感じました。
愛しい息子との対面
数週間後、おしるしのような出血があり、震える手で妊娠検査薬を試しました。そこには、くっきりと浮かび上がる二重線。産婦人科で確定診断を受けた日、私は主人とも妊活を行いました。この子の父親は、戸籍上も心の上でも、紛れもなく私の愛する主人であると自分に刻むために。
やがて産まれてきた男の子は、遺伝病の影響もなく、元気に産声を上げました。その泣き声を聞いた瞬間、これまでの葛藤や苦しみはすべて報われました。
もちろん、この選択には賛否があります。でも、息子に「暗い未来」を押し付けることだけはしたくなかった。もし結婚前に主人から真実を聞いていれば、別の道もあったかもしれません。けれど、精子提供という決断を経てこの子に出会えたことを、一ミリも後悔していません。
同じ悩みを抱える方へ
今、旦那さんの遺伝や男性不妊で「子供を持つこと」を諦めかけている方へ。 どうか一人で抱え込まないでください。親が子供の幸せを願う気持ちは、何物にも代えがたい尊いものです。精子提供は、ベストではないかもしれませんが、少なくとも選択肢にはなります。
「サズカリ」のような信頼できるところで相談することで、道が開くかもしれません。ちょっとした勇気や行動が、人生で一番の宝物に会わせてくれることを心から願っています。
次は、あなたが「希望」を掴む番です。

