精子提供体験談┃はずきさん19歳・年の差婚

精子提供体験談┃はずきさん19歳・年の差婚

「存在価値がない」と言われた私を変えた、精子提供という選択

若すぎる結婚と壁

私は19歳で、20歳年上の夫とある地方都市で出会い結婚しました。親戚の多い夫の家に入るにあたり、早く子供を授かってこの家で居場所を作りたいと強く願っていました。

妊活を始めて数ヶ月、なかなか妊娠しないため病院で検査をした結果、問題は私ではなく夫にあることが判明。重度の男性不妊。

私たち夫婦は協力し、不妊治療の道を選びましたが、ここからが本当の苦しみの始まりでした。

高すぎるプライド

夫はプライドが高く、「自分が原因で子供ができない」という事実を絶対に認めようとしませんでした。夫は10代の私と結婚したことを自慢する反面、親戚の前ではまるで私に原因があるかのように振る舞うのです。「お前の身体がちゃんとできていないんじゃないか」「もっと体調を整えろ」と、暗に私を責める言葉を吐くようになりました。

私は傷つき、日に日に沈んでいきました。そして、決定的な一言が私を打ちのめします。

ある日、義理の叔母から面と向かって言われたのです。「あなたはまだ若いのにもし子供ができてないなら、この家では存在価値はないわよ」と。その瞬間、私の中で何かがプツンと切れました。

もう夫や親戚の勝手な言い分に振り回されるのはうんざりだ。

精子提供で・・・

「それならお望み通り、妊娠してやる。誰にも文句を言わせない、最高の子供を産んで、私の存在価値を築いてやろう」――。絶望や怒りから、私は自分自身を守るための決断をしました。それが、精子提供です。

ドナーは夫と同じ血液型の方を選択。これは過去の屈辱を乗り越え、これからの楽しい生活を勝ち取るための、静かで孤独な闘いでした。不安はありましたが、この状況をひっくり返したいという気持ちが、すべての不安や恐怖を打ち消してくれました。

新しい毎日

そして、私は無事に妊娠し、元気な男の子を出産しました。夫と同じ血液型を持つその子は、家族に変化をもたらしました。夫は息子を溺愛し、親戚一同も「やはり若い嫁が頑張ったからだ」と持ち上げ、誰一人として、私をいめじる人はいません。

誰一人として、夫の精子を疑う人もいません。

子供を得たことで、立場は劇的に変わりました。かつて「存在価値がない」と言われた私が、今やこの家にとってなくてはならない「跡継ぎの母親」として、中心に立つことができたのです。もう、夫の顔色を伺う必要はありません。私は自分の力で、誰にも文句を言わせない確固たる居場所と、愛する子供を手に入れました。

同じ悩みを持つ方へ

私は今、二人目、三人目の子供も精子提供で授かることを考えています。

もし今、私と同じように不妊の悩みや、パートナー・家族からの心ない言葉に苦しみ、自分の存在価値を見失いかけている方がいたら、どうか自分を責めないでください。望む未来にたどり着く方法は、一つだけではありません。

正直にいうと、私も最初は精子提供に提供がありました。でも、どうせ一度しかない人生なので、黙って周りからつぶされるよりも、自分の意志で前に進むほうが良いと考えました。今はとても幸せです。一歩前に進みましょう。